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乾康代
『原子力と都市計画』
(西山夘三記念叢書 2)
日本の原子力開発は茨城県東海村で始まった。そのときそこに都市計画の規制はなかった。
以降、倣うように各地の過疎地域に原発がつくられ、人々の生活や生業が変容してきた。70年にわたる日本の原子力開発と立地地域の歴史を追い、世界の原発の状況と比較する。
福島第一原子力発電所の事故から15年。ロシアのウクライナ侵攻や円安といった国際情勢によるエネルギー価格高騰を受け、国は原発再稼働へと舵を切った現在、都市と社会の安全を根源から考えるための1冊。
発行 2026年3月
判型・頁数 四六判・320頁 上製本
言語 日本語
定価 本体3,600円+税
デザイン 小池俊起
発行所 millegraph
印刷・製本 サンエムカラー
ISBN 978-4-910032-14-6
目次
第Ⅰ章 「原子力の平和利用」と原子力開発
1 「原子力の平和利用」
2 若狭と東海村
第Ⅱ章 世界の原発地図
1 原発と都市
2 イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、中国、韓国の原発
3 福島第一原発事故の教訓
第Ⅲ章 東海村と植民地主義開発
1 東海村の原子力開発
2 原産の都市計画
3 近代都市計画と植民地
4 原発計画と植民地主義統治
5 村の原子力関係の建築
第Ⅳ章 原発立地の規制制度
1 住民の安全を軽視した規制制度の系譜
2 中曽根康弘と原子力都市計画法
3 東海村のグリーンベルト構想
第V章 原発と過疎地──福島県大熊町と双葉町
1 過疎農漁村の急増
2 福島県の原発誘致
3 原産の農村調査
4 原産の思惑と地域社会の葛藤
第Ⅵ章 原発立地の全国展開
1 漁村に集中した原発計画
2 原発の誘致と拒否
3 漁村の論理
第Ⅶ章 原子力開発と東海村の変容
1 村に原子の火がともった
2 JCO臨界事故
3 農民のライフヒストリー
4 地域産業の課題
第Ⅷ章 原発立地地域の未来を考える
1 旧産炭地域の教訓
2 原発廃炉地域の教訓
3 福島第一原発事故の教訓
4 ダークツーリズムに学ぶ
第Ⅸ章 現代科学と原子力
1 原子力開発の展開
2 復興と自立
3 参加と対話
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